総合案内所 [総合案内]
では旅に出かける前に新しいお客様のためにメインシリーズの下総鉄道と中総鉱業鉄道の概要を説明いたします。まずこの画像が下総鉄道の全景ですが、4つのセクション(ブロック)の集合体となっています。
境目がわかりやすいように補完ブロックを取り外したところです。左奥が1期工事の「高塚線 曽谷駅」、中央手前が2期工事の「高塚線 宮久保駅」、右側が3期工事の「行徳線 日の出駅」、中央奥が4期工事の「国分線 小塚山鉄橋」、そして、手前にあるのが「補完ブロック」となります。
そして新シリーズとして中総鉱業鉄道に着手しました。こちらはズバリ「鉱山鉄道」「廃墟」「温泉」「森林鉄道」などがテーマとなっています。これが全景
左が1期工事で一段高い台地上の廃鉱にNナロー(Zゲージ)のトロッコ線が有るというプランです。トロッコ線は坑道内でつながっていてエンドレスになっており、電気の配線もしてあるのですが肝心の走行車両がありません。右側が2期工事。手前に駅と一体化した温泉宿があり背後の断崖に滝と森林鉄道を配しました。
それでは各工事記録の入り口にご案内いたします。各セクションの画像をクリックしていただくとその工事記録の第1回記事に飛びます。そこから「次の記事」をたどっていただくと見やすいと思います。それでは行ってらっしゃいませ。
着工:2007年9月 竣工:2008年4月 工事期間:約8カ月
TMSレイアウトコンペ 佳作受賞
講談社から発売された「昭和の鉄道模型をつくる」の衝動買いから始まった工事です。鉄道模型の製作は約20年ぶり。路線配置以外は好き勝手に改造しまくって全く別物に・・・。ストラクチャーはキットの改造が中心。この時点では4期に及ぶ大工事になることは予想していませんでした。
竣工(完成)写真だけで充分と言う方はこちらをどうぞ・・・
着工:2008年4月29日 竣工:2008年12月6日 工事期間:約7カ月
TMSレイアウトコンペ 入選受賞
前作で追加した分岐の先を作りたくなって始まった工事です。今回からはストラクチャーはすべて自作です。モデルは特定の場所ではなく集めた資料の中から特に印象的だった情景を組み合わせました。さらに線路を右に続けたのは、これで終わりにしたくなかったからなのですが、工事後半ぐらいから現行の4ブロックエンドレス構想を考え始めました。住民の中に有名人が何人かいますので記事中から探してみてください。
竣工(完成)写真はこちらからどうぞ・・・
着工:2009年1月4日 竣工:2009年9月24日 工事期間:約9カ月
TMSレイアウトコンペ 特選受賞
この3期工事中で4ブロックのプランがほぼ確定しました。見ての通り運河沿いの造船所と工場、そしてその周りに漁師町を配置しました。イメージは行徳や浦安あたりでしょうか。製作に当たっては現存する造船所や倉庫などの取材も行いました。船の製作にかなり時間と労力をかけたため、鉄道より船が主役という感じに…。また全然目立たなくなってしまったのですが森の中の神社にも注目して下さい。
竣工(完成)写真はこちらからどうぞ・・・
着工:2009年9月27日 竣工:2010年1月11日 工事期間:約3カ月半
TMSレイアウトコンペ 入選受賞
下総鉄道最後のブロックとなります。まず1期工事トンネル内に大エンドレスのゴールとなる分岐を増設する難工事から始まりました。シーナリーのほうは2期工事エリアから続く川にそそぐ滝がメインとなります。建物も3軒ぐらいたてるつもりだったのですが思いのほか面積が狭くかやぶき農家1軒のみに。その分、力を入れて作りこみをしています。製作に当たっては浦安に現存する漁師の家を取材しました。
竣工(完成)写真はこちらからどうぞ・・・
着工:2010年1月12日 竣工:2010年2月20日 工事期間:約1カ月
4つのブロックが完成後、合体時の隙間を埋める補完ブロックを製作しました。境界で分断された建物の続きをつくる必要がありましたが、これが曲者で結構苦労しました。この補完工事竣工を持ってめでたく全線開通となりました。
全工事期間(1期~補完工事):約2年6カ月
「中総鉱業鉄道狩倉鉱業所」工事記録入口(画像をクリック)
着工:2011年4月15日 竣工:2011年11月26日 工事期間:約7カ月
TMSレイアウトコンペ 入選受賞
下総鉄道竣工後、新たに始めたシリーズです。架空の「中総地方」に存在する鉱山鉄道で、沿線に散在する鉱山が次々に閉山し鉄道自体も風前のともしびと言う設定です。2期工事は単身赴任のため長いブランクを経て10年ぶりに再開しやっとエンドレスが完成しました。
竣工(完成)写真はこちらからどうぞ・・・
「中総鉱業鉄道姥谷温泉駅」工事記録入口(画像をクリック)
着工:2021年4月9日 竣工:2021年8月3日 工事期間:約4カ月
TMSレイアウトコンペ 入選受賞
10年のブランクを経て完成した中総鉱業鉄道2作目となります。テーマは鉄道でしか行けない秘湯。岩峰や森林鉄道(現役&廃線)、渓流や豪快な滝を配しました。一番手前と山中には謎の廃線もあります。
竣工(完成)写真はこちらからどうぞ・・・
「さあ着きました」工事記録入口(画像をクリック)
着工:2021年10月26日 竣工:2021年12月10日 工事期間:約1カ月半
稀代の漫画家つげ義春さんの代表作「ねじ式」の衝撃シーンを再現した小ジオラマです。そのシーンのモデルになったのは実在する漁村「太海」の街角。現在でも往年の雰囲気は残っています。現地取材も行って仕上げた一品です。
竣工(完成)写真はこちらからどうぞ・・・
「放置鐵道水没駅」工事記録入口(画像をクリック)
着工:2023年5月5日 竣工:2024年2月10日 工事期間:約9カ月
新シリーズ「放置鐵道」の1作目。題名の意味は全体を見れば説明不要でしょう。何かしらの原因で水没して放置されているローカル駅と言う設定です。ぽちさんの作品集「廃坑の街」に収録されている「私だけの秘密基地」というイラストや、過去に写真で見た記憶がある廃線後水没した風景などから思い浮かんだ風景をまとめました。鉄道と駅の正式名称はそれぞれ「法地鐡道」「須暮津駅」としています。草ぼうぼうの駅前広場はディストピア感が半端ないのですが、こんな景色に惹かれる私はおかしいのでしょうか。
着工:2024年2月10日 竣工:2024年5月3日 工事期間:約3カ月
新シリーズ「放置鐵道」の2作目。前作と同様に題名の意味は説明不要でしょう。何かしらの原因で落橋した鉄橋の先端部で奇跡的に難を逃れたDLが放置されていると言う設定です。30年ほど前に大水害のあった姫川で見た小糸線の崩落橋梁がもとになっています。崖の上の索道鉄塔や手前の謎の遺構は群馬県の山奥にある小串廃鉱山の実物を参考にしています。鉱毒の影響の設定で木がほとんどなく、また建物もないことから工期は短めでした。本シリーズは「駅」「橋」と来たので、次は「あれ」でしょうか。
着工:2024年5月6日 竣工:2024年10月5日 工事期間:約5カ月
放置鐵道シリーズの3作目。大井川鉄道旧井川線の水没隧道、某所の落盤した隧道、足尾銅山の大煙突。白山の古い砂防ダム「甚之助谷砂防堰堤群」。これらをモデルにして一つにまとめました。大煙突とトンネルの落盤は取り外すことができて異なった情景が楽しめます。夏の猛暑期間はほとんど作業ができなかったので工期は実質3か月程度でしょうか。
それではごゆっくり昭和の鉄道模型の旅をお楽しみください。寝不足に気を付けてくださいね~。
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職人技です。
私もジオラマを製作したことが有りますが、どこかで妥協してしまうことが有り反省しております。
勉強になります。
by とらさん (2021-12-14 09:08)
とらさんさん、nice!&お褒めの言葉を
ありがとうございます。
でも私も結構妥協はしてますよ。
by HAL (2021-12-19 11:08)
nice!をいただいた皆様、ご訪問いただいた皆様、
どうもありがとうございます。
日記&備忘録として始めたブログですが
たくさんの方に見ていただけてうれしいです。
これからもよろしくお願いいたします。
by HAL (2021-12-19 11:10)