めいせんおりだす、いせさきし [群馬ネタ]
伊勢崎に着任して約1ヶ月。周辺の名所はいくつか訪ねましたが、今回は市内を探索しました。
最初に訪れたのはここ
絶滅危惧状態のいわゆるオートレストランなのですが、この店はなんと去年11月に新規オープン!!ここの紹介はまた日を改めて・・・。
先日世界遺産の富岡製糸場を訪ねましたが、伊勢崎市内にも「富岡製糸場と絹産業遺産群」として同時に登録された「田島弥平旧宅」があるとのことなので行ってみましょう。ここは市内なのですが利根川の対岸に位置します。車でももちろん行けるのですが島村渡船と言う渡し舟があるのでそれを利用しました。
河川敷の乗り場まで車が入れます。
船乗り場。昼休み中(12~13時)だったのでしばらく待ちます。
時間になると船頭さんが自転車で現れました
乗船。この渡し舟は市道扱いなので無料です。定員は9名(うち1名は船頭さん)
動画でどうぞ
島村地区は河川改修などによる流路変更によって地区の真ん中を利根川が貫流しており、付近に橋がないことから住民の交通の便のために運航されているとのことで江戸時代中期頃から始まったそうです。
対岸に渡ると程なく立派な案内所が
パンフを入手して田島家へ向かいます。
まもなく到着。要所要所にボランティアと思われる方が交通整理や案内をしてくれましたがHAL以外に見学者は見かけませんでした。平日だったからでしょうか。
威風堂々としたたたずまい。文久3年(1863年)築
ここににはかつて「新蚕室」が建っていて主屋と渡り廊下でつながっていたそうです。
今も残る渡り廊下の一部
田島弥平さんは近代養蚕飼育法を構築された方で、この主屋もその飼育法に適した構造として近代養蚕農家の原型となったそうです。
「桑場」と呼ばれる建物。こちらもいい味出てます。
付近にあった土蔵。壊れかけていますが屋根が独特
南岸の船着場に戻ります。船は普段北岸に滞留していますが携帯電話でお願いすると迎えに来てくれます。携帯がない場合は船着場にある旗を揚げて知らせます。
続いて市の中心部にある「相川考古館」へ。料金は500円。ちょっと高いと思いましたがせっかくなので入館します。
料金を払って見学しようとしたのですが案内表示がなくて戸惑っていると受付のおばさんが出てきて案内を始めました。ガイド付きだったんですね。
元は江戸時代の町役人の居宅だったそうです
茶室
蔵のような稲荷社。実際に耐火金庫を兼ねていたとのこと。
ここのメインの展示物は相川考古館創始者の相川之賀(しが)氏が収集した弾琴男子像をはじめとする4点の国指定重要文化財の埴輪なのですが撮影禁止なので写真はありません。こちらの昔の考古館の様子(金物屋や醤油製造をしていたころ)の展示は撮影OKでした。
続いて母屋へ。養蚕をしていた時期もあってその名残も残っていました。
立派なつくりです
これは投扇興(とうせんきょう)と言うお座敷遊び。芸者とやるものかと思っていましたが元は江戸時代の庶民の遊びとのこと
ガイドのおばさんにレクチャーを受けて実際にやらせていただきました。初めてなのでなかなか思うようにいきませんが・・・
最後のショットで高得点をGET。「難波江」と呼ばれる銘(形)で15点
結構面白かったです。
最後に資料室も見学。たくさんの埴輪がありました
次に旧時報鐘楼を
とのことです
次に「いせさき明治館」へ。元病院だったそうで「明治末年に建てられた県内で最も古いとされる木造洋風医院建築である」とのこと。残念ながら閉館中で中は見学できませんでした。
相川考古館で購入した糸車。700円でした。
ちなみにタイトルの「めいせん」とは国から「伝統的工芸品」の指定を受けた「伊勢崎絣」と呼ばれる絹織物のことですが今回は見ることができませんでした。
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by HAL (2015-01-11 08:12)