出張帰りに大井川　Ⅱ：下総鉄道工事中?～昭和の鉄道模型をつくる～：SSブログ

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大井川鉄道の訪問記第２回目です。

途中の駅で上り列車とすれ違い。

赤い大きな道路橋が冬枯れの風景に映えます。後ろの山は雪景色。

大井川がだいぶ渓谷らしくなってきました

走行風景を動画でどうぞ。駅のホームの低さに注目!

アプトいちしろ駅に到着。この駅から先は長島ダムの建設に伴い、国内で最も急勾配の新線に付け替えられました。その急勾配を登るためこの区間は現在国内で唯一となるアプト式となっています。ここだけ電化されており、専用の電気機関車が連結されます。ここでも機関車は後ろに連結され、押し上げる形。一回り大きく、頼もしい風貌のシェルパです。

アプト式のラックレール。このギザギザに機関車の歯車をかみ合わせて急勾配を登ります。

この駅ではアプト式電気機関車の連結作業のためしばらく停車します。ほとんどの乗客は降車してその作業を見学していました。その様子を動画でどうぞ

用意完了！いよいよアプト区間に入ります。

その様子を動画でどうぞ。最初、線路のすぐ下にあった水面がみるみる眼下に遠ざかって行きます。

もっとガタガタするのかと思いましたが以外にスムーズに登ります。

窓の外から見た電柱が勾配のすさまじさを語ります。1000ｍで90ｍ登る勾配とのこと。100ｍで9ｍ、10ｍで90Ｃｍ、1ｍで9Ｃｍというわけですね。

アプト区間頂上の「長島ダム」駅からアプト区間を振り返ります。ちょっとわかりにくいですが登ってきた急勾配が後ろに写っています。ここで頼もしいシェルパED90型とお別れです。

さてこの後は今回のハイライト、「奥大井湖上駅」。この駅がどんな駅か・・・についてはこの動画と後の画像を見てください。

さて、「奥大井湖上駅」では降りないで次の「接阻峡温泉駅」まで乗ります。この先も終点「井川駅」まで線路は続いているのですが、現在は工事中で代替バスとなっていました。今回はその先はパスしてこの駅から「奥大井湖上駅」まで歩いて戻りその絶景を楽しむことにします。ガイドでは3～40分ぐらいの距離とのこと。日帰り温泉が駅前にあったのですが残念ながらゆっくりしている暇はありません。帰りに乗る予定の列車に乗り遅れるとSLに間に合わなくなりますので。

早足で20分ぐらいでお目当ての「奥大井湖上駅」のビューポイントに到着。この駅の特異性はここから望んだ画像を見たほうがよくわかりますよね。TVでも紹介されたそうなのでご存知の方も多いと思いますが。

見てのとおり、まったく必然性のない場所に設置された駅です。もちろん人家は一軒もありません。しかし、なんのひねりもない駅名ですね～。奥大井・・・湖上・・・駅　　　そのままやん。