破壊遺産～とある繊維工場～

　国立西洋美術館が世界遺産に登録されましたね。その華々しい栄光の一方でひそかに消えゆく遺産もあります。そのひとつがHALの通勤経路にあったこの工場。レトロな雰囲気が大変気に入っていたのですが・・・


今はもうありません


存在していた時から廃墟状態でしたが、ある日重機がその敷地内にあるのを目撃。いよいよ最後を迎えるようです。


たまたま、ウエルカム状態だったので（心の中で）許可をいただいて・・・


内に入らせていただきました。世界遺産「富岡製糸場」をほうふつさせるトラス構造が目を引きます


この造形美・・・たまらん（HALだけでしょうか？）


見たところ想像通り繊維関係の工場だったようです。


操業時の喧騒が聞こえてくるよう・・・


使われることなく朽ちゆく在庫


場所によっては室内なのに吹き込んだ風雨によってまるで外壁のような痛み方です。


工場の横にも味のある建物が。こちらはバリケードによって侵入見学不可


毎朝見ていた芸術的な扉


そして後日・・・いよいよ作業が始まりました




そしてさらに後日、僕の個人遺産は永遠に消えてしまいました


そしてバリケードがなくなったあの建物も


容赦なく・・・


通勤がちょっぴり寂しくなった今日この頃です

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コメント 5

見事な廃墟ですね。
私が子供の頃は都内でもこうした木造の古い建物がまだあちこちに残っていましたが、もうさすがに見なくなりました。
懐かしい気持ちと、萌えな気持ちが混ざります（笑）
by Gut (2016-07-21 07:16) 

防災喚起のポスター、私的には萌えました(#^^#)
解体現場の廃材の散らばり具合も、模型で参考にできるかも・・・。
妙なところに反応してしまいましたが、多分私は変態ではありません(;´･ω･)
by 瓦葺鉄道 (2016-07-21 08:30) 

Gutさん、おはようございます。この世から消える前に内部を見ることができたことを喜ぶしかありません。なんだか切ないですね～
by HAL (2016-07-21 21:20) 

瓦葺鉄道さん、おはようございます。あのポスター、確かに萌えますね。解体現場の模型化、HALもおんなじことを考えました。いずれ作品にしてみたいです。
by HAL (2016-07-21 21:22) 

ネオ・アッキーさん、tochiさん、YUTAじいさん、ジュンパパさん、しゅわっちさん、nice!をありがとうございます!!!!!
by HAL (2016-07-21 21:24)