秘湯をめぐる~沼尻元湯~ [いい湯だな~]
今回は秘湯編です。宇都宮周辺の秘湯をネットで探していて見つけた猪苗代湖近くの「沼尻元湯」。ここでは山の中で湧き出した温泉が川となって流れていて、その流れの好きなところで入浴できると言うではありませんか!まるで天国!!ここは安達太良山の噴火口跡でかつては硫黄鉱山だったとのこと・・・んっ?・・・猪苗代・・・硫黄・・・鉱山・・・沼尻・・・もしかしてあの・・・?とにかく行ってみます。
宇都宮から約1時間半。沼尻スキー場のゲレンデの中を登りきった先の駐車場に到着
情報によるとここからのアプローチは2つ。HALは安達太良山登山道コースを選びました。
途中の見晴らし台から見事な白糸の滝が遠望できます。この上流が目指す温泉地帯です。と言うことはこの滝の水自体が温泉?期待が高まります。
30分ぐらい登った地点で温泉への分岐が。
しばらく行くと沼尻元湯の全貌が・・・。
動画で
硫黄鉱山だった頃の遺構がそこここに・・・
これはかつてここに建っていたと言うかやぶきの温泉宿のなれの果て。
これだけ見ればまるで地獄のようですが・・・
豪快な湯畑が!草津のそれにも負けていません!!
わきには大量の湯の花
そして源泉。この穴からごうごうと熱湯が噴き出ています。凄すぎる・・・。
その周辺にもあちらこちらから湯が沸いていて湯だまりを作っています。まさに温泉天国!!
早速入浴!!
しかし、横の川には情報とは違って冷たい水が流れていてそれが流れ込むためあまりあたたかくありません。右側からはやけどしそうな熱い温泉が流れてきて「熱い!!」「冷たい!!」の両極端。
しばらく周辺を探りましたが、たくさんある湯だまりも熱すぎるか冷たすぎるかのどちらか。そのうち何人かの方が来ましたが常連の方はスコップ持参でMY浴槽を作っていました。そこでHALも工事を行うことに・・・。最初の浴槽が一番よさげなので後から来た方と協力して素手で土木工事を行った結果・・・
超快適な露天風呂になりました~!!しかし、強烈な硫黄分のお湯の中で素手で工事をしたためか両手の指と言う指がずるむけ状態となりこの後一週間以上HALを苦しめましたとさ・・・。
帰路はもう一つの経路、温泉導管沿いの道を通ります。そこで見かけた風景を・・・
神様
例の温泉宿の残骸
湯畑から続く温泉導管。源泉直下で二系統に分かれていますがこの下で合流。何のために分かれていたのか?
荷揚げ用と思われるロープウェーの施設。現役みたいです。
ボイラー?これは現役ではないね
崩壊した施設
下るとき左にあったはずの川がいつの間にか右にあるのでよく見たら道の下をくぐっていました。自然にこうなったんでしょうか?白骨温泉でも同じような現象が見られましたが・・・。頭上にはロープウェーのケーブル。
道沿いで細い線路発見。もしかして以前はトロッコが?
例の滝もこの道からはより間近で見られます。
ロープウェーの麓駅。駐車場はもうすぐです。
さて冒頭のキーワード・・・猪苗代・・・硫黄・・・鉱山・・・沼尻・・・そう、ここはかつてここから硫黄を運ぶために磐越西線の川桁駅までを結んでいた軽便鉄道「沼尻鉄道」のゆかりの地だったのです。温泉を目指して廃線跡にいきつくと言う鉄道ブログにあるまじき記事でした。しかも結局時間切れで廃線跡探索はしないまま。せっかくなので今度はスコップ持参(?)でリベンジしたいと思います。
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by HAL (2014-07-18 08:31)